【SAMOA INFO】Prize Giving !

みなさん、テストも終わり、いかがお過ごしでしょうか?
まったりしていますか?クリスマスとお正月に向けて
ウキウキしていますか?冬休み、最高ですねー!
私はと言いますと、なんと、デング熱というものにかかり、
1週間寝込んでいました。しんどかったー。
学校が終わったと思って気を抜くとこんなことになるんですね。
みなさんもせっかくの冬休み、体調を崩して全然楽しめなかった
ということがないように、風邪には気をつけてくださいね!

さて、今回は、サモアの卒業式であり表彰式であり発表会である
「Prize Giving(プライズギビング)」について紹介します。
バイマウガカレッジでは12月12日(火)にプライズギビングが行われました。
当日はまず、教員とYear13が後ろから入場し、会がスタートします。
来賓や校長先生から挨拶や学校の紹介?があり、
その後にこの日までずっと練習してきた歌が披露されます。

そして、表彰式が行われます。
この表彰は、この1年間で各クラスや各学年、各教科の成績優秀者やスポーツで
功績を残した者が表彰されていきます。

各クラス担任から、クラスの成績優秀者の名前が読み上げられます。
呼ばれた生徒は前に出てステージ上で賞状や景品を受け取りますが、
生徒が前に出てくると同時に、その生徒の家族がゾロゾロと後ろから
前に出てくるではありませんか。
どういうこと!?と困惑していると、その家族は表彰を受けたその子に
お菓子の首輪をかけ、抱きしめ、ほっぺにキスをしていました。
中には先生方にもお菓子の首輪をかけにくる保護者もいます。
成績優秀者として表彰を受けることは、家族の誇りであり、
とてつもなく喜ばしいことのようです。

 

 

1学年の全クラスが表彰を終えたら、その学年の受賞者が
音楽とともに前に出てきてダンスを披露します。
するとまた家族が出てきて、ダンスをしながら今度は子どもの
服の中にお金を入れています。また、前に設置してある募金箱のような
箱の中にお金を入れていきます。生徒の服の中に入れられたお金は
教員が踊りながら回収し、その募金箱みたいな箱の中に入れていました。

それが全学年で行われたあと、スポーツなどの外部表彰も行われ、
そのままの流れでやっとYear13の卒業証書授与になりました。
そして、Year13代表生徒の挨拶後、歌の贈り物があって終了しました。

総時間なんと4時間30分!!休憩なし!!すごいボリューム!!
生徒が解散したあと、教員の食事会がありました。

サモアの学校の1年間は以上で終了です。
今から1月の終わりまで長い休みがあり、そこから新年度が始まります。

また今回も文化の違いをたくさん感じる機会となりました。
賑やかで楽しい卒業式や表彰式の良さも今回感じた上で、
私はやっぱり、日本の厳粛な雰囲気で行われる卒業式が好きだな。と思いました。
卒業生やご家族のこれまでの努力を、全員が気持ちを一つにして讃えようとする
あの雰囲気、重み、温かさ。
やっぱり、日本っていいな。
私は日本にいるときにはなかなか日本の良さについて考えることはなかったですが、
今、日本の良さをひしひしと感じる毎日を送っています。
私がこうやってお伝えすることが、みなさんが日本を考えるきっかけになったり、
「今」や「ここ」を大切にするきっかけになれば嬉しいです。
さぁ、2学期もこれにて終了ですね。お疲れ様でした!
よい冬休み、そしてよいお年をお迎えください♪
以上、城南高校サモア支部 阿賀がお伝えしました!