
高梁城南高校デザイン科には、絵を描くことやモノづくりが大好きな生徒たちが集まっています。
今回は、母校に教育実習生として帰ってきた卒業生の三村さん(京都精華大学 マンガ学部)にインタビューを実施しました!
「高校でどんなことを学ぶの?」「将来の夢はどうやって見つけたの?」など、進路に悩む中学生の皆さんや保護者の皆様へ、リアルな体験談をお届けします。
卒業生プロフィール
- 三村さん(高梁城南高校 デザイン科 R5年卒業)
- 現在:京都精華大学 マンガ学部 在学中
- 小学生からの夢:「マンガ家になりたい!」
Q1. なぜ高梁城南高校のデザイン科を選んだのですか?
三村さん:姉が城南高校の卒業生で身近だったことや、地元の高梁市で幼い頃から親しみがあったからです。勉強よりも絵を描くことが得意だったので、「自分の好きな絵を思いきり描ける環境で学びたい!」と思い、デザイン科を選びました。
Q2. 高校で学んだことは、大学生活でどう生きていますか?
① 徹底的に磨いた「デッサンの基礎力」
マンガは白黒で人物を描くことが多いため、高校時代に授業で取り組んだデッサンの基礎力が大きく役立っています。今スムーズに人物を描くことができるのも、城南高校で徹底的に練習したおかげです!
② アクリルガッシュとの出会い&コンテストへの挑戦
美術部ではアクリルガッシュ(絵の具)を使った大型作品の制作に挑戦しました。自分に合った画材に出会えたことや、コンテストで賞をいただいたことで「やれば成果が出るんだ!」と大きな自信がつきました。
Q3. 失敗から学んだ「卒業制作」のエピソードは?
三村さん:卒業制作では、約20ページのマンガと「魔法少女」をテーマにした大型絵画2点を制作しました。企画書づくりやマンガのネーム(下書き)にとても苦戦し、秋から冬休みにかけて連日夜遅くまで作業する過酷なスケジュールになってしまったんです……。
この時の反省を生かして、大学では「絶対に夜12時までに寝る!」というルールを決めて、体調管理をしながら計画的に制作を行っています。城南高校での失敗と成功の両方が、今の自分を支えてくれています。
Q4. 大学進学後のリアルな体験と、スキルアップのコツは?
三村さん:進学した京都精華大学は、日本でも珍しいマンガ学科がある有名な大学です。入学当初は、周りのレベルの高さや描くスピードの速さに圧倒されて「私、やっていけるかな……」とくじけそうになることもありました。
でも、あきらめずに粘り強く努力を重ねました。特に工夫したスキルアップの方法は「上手な人の真似(研究)をすること」です。
- 自分の好きな特定のジャンルだけでなく、様々なジャンルの作品を読む
- プロのマンガ家さんの表現や描き方を細かく観察して真似してみる
上手い人の描き方を研究して実践したことで、大学の先生からも「すごく上手くなったね!」と褒めていただけるようになり、描くことがどんどん楽しくなりました!
Q5. 高校時代の先生との「心に残るエピソード」を教えてください!
💡 エピソード1:陰で褒めてくれていた先生の言葉
高校時代、先生は私の目の前ではあまり直接褒めてくれませんでした(笑)。ちょっとおかしい部分があると「ここ直した方がいいよ」と指導されるくらいで……。
ですがある日、友だちから「先生が裏で『三村の絵はかっこいいんだよ。大学生並みに上手い』って褒めてたよ」と教えてもらったんです。「そんな風に思ってくれていたんだ!」と知った時は本当に嬉しくて。先生に『うまい』って言われるとちょっと自信つくじゃないですか。『え、私ってそんなうまいの?』って思うとめっちゃ頑張れるっていうか。それがきっかけで、「もっと先生を驚かせてやろう!」と、絵を描く大きなモチベーションになりました。


💡 エピソード2:教員免許を取ろうと思ったきっかけになった先生の一言
私は人と関わるのが少し苦手で、絵を描くことに逃げてしまっていた部分がありました。
ある日、美術部の部室で作業をしながら友達に「人と関わるのって難しくない?ちょっと怖いかも……」とボソッと本音をもらしていたんです。すると、その場に居合わせた元担任の小林先生(現・学科長)に「私は人が好きだよ。同僚も好きだよ」と言われたんです。
『え、人が好きってどういうこと?』と、言われた直後はびっくりして。小林先生ってあんまり人が好きっていう風に見えなかったんです。あんまり感情を表に出さない感じがして。
それに、先生の仕事に当時はあまりいいイメージを持っていなくて、「大変そう」「忙しそう」「職員室って殺伐とした空気でしんどいんじゃないかな」って勝手に思っていたんですが、城南の先生はみんな楽しそうで。そういうのを見て、『私もしようかな、なれるのかもしれない』と思ったのがきっかけです。
「私も先生たちみたいに、周りの人のことを『好き』って言える大人になりたい!」と思えたことが、教職の道を志すきっかけになりました。
Q6. 受験を考えている中学生へメッセージをお願いします!
三村さん:城南高校は、学科での学びはもちろん、地域と関わる機会や「勉強+α」の成長ができる授業がたくさん用意されている場所だと思います。自分たちが考えたメニューを実際に作って販売する「ジョナカフェ」をはじめ、電気科でロボットを制作したり、デザイン科で地域(吹屋(ベンガラ))の商品企画に携わったりと、実際に自分のアイデアや「つくる力」を形にできる環境が揃ってきているなど感じます。
勉強が得意な子はもちろんですが、「絵を描くのが好き」「モノづくりに挑戦してみたい」という自分の得意なことや“好き”の気持ちを持っている子がいたら、本当に毎日が充実して楽しいので、ぜひ安心して飛び込んできてほしいなと思います!
