本校では、地域との連携と実践的な学びをさらに深化させる取り組みとして、「JONANホールディングス株式会社」の設立準備を進めています。7月22日(月)には、地元の企業や商工関係者、OBの方々が集まり、スタートアップミーティングを開催しました!



■ 学びを社会とつなげる、新たな挑戦
社名は「JONANホールディングス株式会社」。
設立は2025年8月を予定しており、高梁城南高校の卒業生や地域の方の出資によって設立されます。
生徒が自ら経営に関わり、地域と連携したビジネスを展開していく、商業科のない公立高校では全国でも初めての試みです。
3つの専門学科(電気科・デザイン科・環境科学科)の学びを活かしながら、地域の課題解決に向けた実践的なビジネスを展開していく予定です。
今回のミーティングには「校内創業チーム」に応募した25名の生徒も参加しました。
会社の実質的な運営はこの高校生チームによって行われます。
・高校生Co-CEO(共同代表)2名
・高校生経営企画部(財務経理係含む)
・高校生広報部
・高校生営業部(地域連携推進部)
・高校生人事総務部
とチームに分かれて動いていきます。
■ テーマ別にグループディスカッションを実施
ミーティングの後半には、会社の設立準備や運営に向けて、テーマごとに分かれてグループでディスカッションを行いました。






・会社の登記準備(定款)について
・資金調達について
・広報について
・販路や商品開発について
・ビジネス化するために必要な学びについて
それぞれに、地域の企業や団体の方々が混ざり、生徒と活発に意見交換やアイデア出しをしていました。
■ 地域と共に動き出すビジネス
具体的にどのようなビジネスを行うのか、という質問も出ましたが、例えば、以下のような事業も想定しています。
- 電気科の技術を活かした照明設備のメンテナンス
- デザイン科によるポスターやチラシ等の制作
- 環境科学科が企画する環境配慮型サービス など
各学科の学びを活かして、地域に貢献するような事業です。
これ以外にも、生徒が企画した商品やサービスの制作や販売も考えています。
これらの活動(事業)で得られた収益は、生徒たちの企画する次のプロジェクトの実現に投資していきます。地域から応援いただいた資金を循環させていく仕組みを構築できることが目標の一つです。
■ 「学び」を「社会に活かす」ステージへ
高校生CEOに就任した生徒の3年生は、
「地域の役に立つ活動を、仲間と一緒にカタチにしていきたい。起業の経験を通して、将来に活かせる力を身につけたいです」
と意気込みを語っています。

出資者の一人であり本校OBでもある松本聡さんは、
「学校では得られない実践的な学びを通じて、社会に貢献できる力を育ててほしい」
と期待を寄せてくれました。

■ 若者が地域と共に生きる未来へ
この会社設立プロジェクトは、生徒たちが地域に根ざしたビジネスに取り組むことで、地域とのつながりを深め、「地域に仕事をつくる人材」へと成長していくことを目指しています。
2学期からは、地域の企業・団体との連携を本格化させ、生徒たちによる事業提案が始まる予定です。
これからの「JONANホールディングス」の挑戦に、ぜひご期待ください!

■ 報道一覧
RNC西日本放送
NHK(岡山NEWS WEB)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20250723/4020023984.html
山陽新聞