【電気科】在校生インタビュー

「まず動いた。出会いが進路を決めてくれた」

プロフィール
高梁城南高校 3年/電気科 ロボットコース


Q1.進路を考え始めたきっかけは?
A. 「人との出会い」です。高校2年になる前に一人暮らしを始めて自由に動けるようになり、地域のイベントや勉強会に参加する機会が増えました。そこで大人の働き方や生き方に触れて、進路について具体的に考えるようになりました。

Q2.当初はどんな進路を考えていましたか?
A. 電気系の就職です。資格を活かせて現実的だと思っていました。ただその時は「自分が本当にやりたいこと」が見つけられず、将来像が具体的に描けていなかったのも事実です。

Q3.進路が大きく変わるきっかけになった出会いは?
A. 教育関係のイベントで運営スタッフを手伝っていた時に、宮崎県の高校の先生と知り合いました。「宮崎におもしろい場所があるよ」と紹介され、実際に訪ねてみると、そこには使われなくなった廃校をリノベーションした施設がありました。宿泊や農業体験、文化交流の拠点として地域を盛り上げていて、県外から来た社長が地元の人とのつながりを築きながら事業を広げている。その姿に強く惹かれ、「自分も地域で新しい拠点をつくりたい」と思うようになりました。これが進路を決定づける大きな転機になりました。

Q4.その経験は自分の進路にどう結びつきましたか?
A. 「高梁でもできるはずだ」と思ったんです。高梁には備中神楽や松山踊り、城下町の歴史など魅力がたくさんあるのに、観光客は日帰りが多く、文化に触れる機会を逃して帰ってしまうことも多い。だからこそ、宿泊と体験をつなぐ“拠点”をつくることで、高梁の魅力を点から線へ、そして面へと広げたいと考えるようになりました。

Q5.中学生へのメッセージ
A. 迷っているなら、まずは動いてみること。考えてから動くのも大事ですが、動いてから考えると見える景色もあります。人と出会えば、選択肢は自然と増えます。

今の自分にできる一歩を、気軽に踏み出してみてください。