【総合的な探究の時間】まずはチームになることから。ハイヒール制作ワークショップ「プロトタイプチャレンジ」を実施しました!

【総合的な探究の時間】まずはチームになることから。ハイヒール制作ワークショップ「プロトタイプチャレンジ」を実施しました!

6月3日(水)、高梁城南高校「総合的な探究の時間(JonaPro)」において、2年生を対象としたチームビルディングワークショップを実施しました。

前回の授業では、電気科・デザイン科・環境科学科の3学科が混ざった班を決めました。特徴的というか、毎年こだわっているのが、教員が班を決めるのではなく、生徒たちだけで班編成を行ったこと。

制約条件(各学科の人数など)を満せるように、3つの学科を超えて対話し、調整し、自分たちで仲間を見つけ、自分たちでチームをつくる、というプロセスに挑みました。

今回は「これから何をするか」を決める前に、まずは、

「一緒に活動する仲間との関係性をつくること」

つまりチームビルディングを目的にした時間です。

探究活動の前に、チームづくり

探究活動では、地域の方々や企業、行政など、多くの人と関わりながらプロジェクトを進めていきます。

そのために必要なのが、

  • プロジェクトとは何か
  • 協働とは何か
  • 共創とは何か

を頭で理解するだけでなく、実際に体験することです。

ハイヒールを制作!?

高梁城南高校では例年、与えられた材料だけを使って「ハイヒール」を制作する「プロトタイプ(試作品)チャレンジ」というワークショップを行っています。

条件は、

  • 履くことができる
  • ヒール5cm以上
  • 支えなしで歩ける(!)
  • 同じ形のペアである

などなど。

最後は「ファッションショー」で発表!

最終的には「ファッションショー」というスタイルでチームで制作したハイヒールを披露します。

さらに今年は、

「自分たちのチームらしさを、ハイヒールのデザインで表現すること」

というミッションも加えました。

ハイヒールを協働・共創する、という時間を、より「互いを理解する」「自分たちはどんなチームなのか」を考える時間にしてほしい、という設計意図です。

創りながら見えてくる、一人ひとりの個性

活動が始まると、各班でさまざまな姿が見られました。

てきぱきと指示を出しながら全体をまとめる人。
黙々と段ボールを切り、細かな作業を進める人。
場を和ませるムードメーカー。
次々とアイデアを提案する人。
メンバーの話を丁寧に聞きながら意見を整理する人。

同じ班の中でも、それぞれが異なる強みを持っていることが自然と見えてきます。

探究活動では、誰か一人が頑張ればよいわけではありません。
チームの中でそれぞれの強みを活かしながら役割を担い、お互いを補い合うことが大切です。

今回のワークショップは、

「この人はこんなことが得意なんだ」

といった発見がたくさん生まれる時間にもなりました。

言葉よりも、まず手を動かしてみる

チームづくりというと、自己紹介や話し合いをイメージするかもしれません。
もちろん、それも大切です。

しかし、それ以上に大切なのは、

一緒に何かを創ること。

実際に手を動かし、試行錯誤し、ときには失敗しながら作品をつくる。

その過程の中で自然と会話が生まれ、協力が生まれ、一体感が生まれていきます。

ただの「班」や「グループ」だった集団が、

「チーム」へと変わる。

今回のワークショップは、その最初の一歩となる時間でした。

東岡山工業高校の先生も参加

当日は、同じ岡山県内の東岡山工業高校の先生が視察にお越しいただきました。
見学だけでなく、実際に生徒たちの活動の輪の中に入り、一緒にワークショップにも参加していただきました(本気でハイヒールを制作!)

ちなみに東岡山工業高校の先生方からが、

・こんなに教員が主体的に関わっていることがすごい
・生徒たちが活動に意欲的
・ワークショップの設計がよくできている
・教員の生徒への関わり方、距離感の取り方が上手い
・学科が混ざっているのにシームレスにコミュニケーションができていてすごい

などの感想をいただきました。
(嬉しいですね!)

いよいよ探究活動がスタート

ワークショップ(ハイヒール制作)では、それぞれの班ごとに

  • どんなことに取り組みたいか
  • どんな人とつながりたいか
  • 次回以降どのように活動していくか

について話し合いました。

これから1年間、生徒たちは地域や社会と関わりながら、自分たちなりの探究プロジェクトに挑戦していきます。

まずは仲間を知ることから。
そして、共に試行錯誤し、失敗することから。

生徒たちの新たな探究の旅が、本格的にスタートしました。