環境科学科1年生が育てているトウモロコシから生えてきた「雄穂」と「雌穂」を使って実験をしました。目的はその器官の役割を知るためと構造を自分の目で確かめるために2週にわたって行いました。
6月11日(木)。
「雄穂」の実験では切り取った雄穂から米粒によく似た「小穂」を取り出します。この小穂を剥くと「小花」があり切ると中から花粉がたくさん詰まっている「葯」が見えてきます。実験後にスケッチも行いました。生徒の振り返りに「あんな小さい約の中にたくさん花粉が詰まっていた」、「改めて花粉を初めてみました」など多くのコメントがありました。





6月18日(木)。
今日は、「雌穂」を害虫から守るためにミカンネットに構造がよく似た網状の袋がけと「雌穂」から未熟な子実(ヤングコーン)を取り出して「絹糸(めしべ)」と「子実(粒)」の関係を理解する実験を行いました。トウモロコシの子実には約600個の粒があり、粒一つにつき1本の絹糸があり、ヒゲのように見えます。絹糸に粘着性があるのも花粉を着けやすくするためです。生徒も実際に触れて見て納得をしていました。




