【デザイン科】アニメーションの背景美術の世界を知ろう!

デザイン科1・2年生を対象に講演会を行いました。(3年生は希望者のみ)

アニメーションの美術監督をされている藤野真里先生(株式会社スタジオPablo)が東京から来てくださいました。

アニメーションの制作の役割について説明する藤野先生(右)

藤野真里先生はどんな人?

芸術大学で日本画を専攻されたのち、スタジオPabloに入社。

以降TVや映画のアニメーションの美術に10年間携わっておられます。

2019年にはTVアニメ『どろろ』(フジTV)、2021年にはTVシリーズ『Sonny Boy』(BS朝日)の美術監督をつとめられました。

現在は2024年春公開予定の劇場ドラえもんの美術監督として目下製作中だそうです。

そのようにお忙しい中、本校教員と友人という縁があり今回ははるばる東京から高梁まで来ていただくことになりました!

講演のテーマは『アニメーションの背景美術の世界』

アニメーションの美術とは何か?美術監督とはどのようなお仕事なのか?作品の世界観の作り方や働き方など実際に使われた作品の資料を見ながら貴重なお話を沢山伺いました。

生徒の皆さんのメモを取りながら真剣な様子で聞いていました。

最後の質問コーナーでは作品の大ファンという生徒から、どのように作品世界を構築していくのかについて踏み入った内容の良い質問が出て藤野先生も喜んでおられました。

『どろろ』(©手塚プロダクション/ツインエンジン)の美術設定の説明をする藤野先生
『Sonny Boy』の作中に出てくるアイテムのデザインはどうやって決まるのか?質問しました。

美術の仕事をする上で、

「デッサンやスケッチの基礎力を上げたりすることも大切ですが

それと同時に、自分の好きな絵を描き続けたり、作り続けることが大切です。」というお話を伺い、自分の好きを追求しつつ技術もつけていくことの大切さを改めて知る機会になりました。

本校デザイン科では数年前からアニメーションの課題を2年生と3年生が取り組んでいます。

またアニメーションが好きな生徒も多く、「自分の進路選択の考える切っ掛けになった」という人や、「自分の制作に重ねてモチベーションにつながった」という人など様々な感想が見られ、大変有意義な講演会になりました。

また『Sonny Boy』公式ツイッターにも本校での講演会の様子がアップしていただきました。

是非ご覧ください!